直会(なおらい)
「神道事典」には、「祭りにおける酒宴行事のこと。」とあります。
そして、「祭儀のために行った斎戒を解きゆるめ、体をやわらげ、平常にかえる意とされる」とあります。
すなわち、いくら酒宴と言っても神祭と対になる大事な神事なのですね。
N神社では何をしていたかと言いますと、お式の後に総代さん達とお神酒を頂いていました。
私はお神酒を注いで回っておったのですが、「巫女さんも是非!」と言われまして、
遠慮しましたところ「これも式の一環なんや」との事。
どうしてかしらと思いまして、少し調べてみました。
色々な説がありまして、神道事典の抜粋なのですが、折口信夫は「神祭の終わった後で直日(なおび)神を祭り、神祭における数々の過ちを正す儀」と述べています。また、「神祭のあと、お供えしたお神酒や神饌をおろして頂戴すること」という解釈もあるそうです。
八幡神社で奉仕していた時は、総代さんたちとお昼をいただいた時に麦酒をいただきました。
あの時は「お酒なんかの何処が美味しいのか」と思っていたのですが
今はこんなに麦酒好きになってしまった私。
精神的にツライ時は麦酒に頼ってしまいますね…どうしても。
これもひとえに直会と弓道部の道場コンパのお陰(せい)とも言えましょう。
直会は和気あいあいとしていい感じでしたが、吐くまで飲まされた弓道部…。
あの頃の私を返してくださいと思う今日この頃です。
出しそびれた手紙
今日は神道以外の話をしたいと思います。
私のお世話になっていたN神社なのですが、八つの末社がありまして、そのお陰で色々な神社の助勤をさせていただくことができました。お邪魔するのは祭事のある日なので、大学を休んで(!?)朝から晩まで一日社殿に詰めて、参拝の方が来られたら舞を奉納し玉串をお渡しし、お神酒を注ぎます。
色々な人との出会いがありましたね。I神社の境内には子供がよく遊びに来ていたんです。
小学生の女の子が二人いて、よく「みこちゃん」と呼ばれて話しかけられました。
巫女舞の合間に喋ったりしました。
何回目かの祭りでI神社に行った時、
「みこちゃんのファンなので文通してください」と言われました。本当に可愛い子供たちでした。
ところが、最初のうちはちゃんと返事を返していたのに、後からになると書くことを探して色々考えているうちにずるずると先延ばしになってしまい、かわいそうな思いをさせてしまいました。
子供たちは真剣そのもので、一生懸命手紙を書いてくれます。また、返事を返してくれるのもとても早く、とても驚きました。あの時はなかなか返事が書けなくて本当にごめんね。
やがて就職した私に子供が気を使ってしまい、今では年賀状のやり取りのみになってしまいましたが、あの時の事を思うと胸が痛みます。子供の真剣な気持ちを傷つけてしまったのかなぁ…と。
神前結婚式
皆さんは、結婚式はどのような形式が好みでしょうか?
神式は勿論、仏式、チャペル、あと人前式なんてのもありますよね。
今日は神前結婚式についてお話させていただきます。
神前結婚式の歴史は、そう古いものではありません。明治時代までは、一般の家庭で行われていたものですが、大正時代になってから皇太子の結婚を真似て、色々な神社で行われるようになりました。
私は、神社がシーズンオフの時は、結婚式場でお手伝いをさせていただいていました。
結婚式というのは、いいですよね。人と人との御縁が結ばれる、ということで。
色々なご夫婦がいらっしゃいましたが、夫婦の拍手(かしわで)がきちんと揃っているかとか、誓詞の奏上の際、息がぴったり合っているかとか新郎さんの声がしっかりしているかとかで、そのご夫婦の今後の姿が見えてくるような気がしてなりません。
それにしても最近はチャペル人気ですね。私の通っていた式場も豪華チャペルが建ちまして、神式場が閑散としてしまい寂しい~!という感じでしたね。ドレスも着てみたいですが、白無垢も奥ゆかしくてすがすがしいものだと思います。あと、憧れるのが十二単の結婚式です! 
余談ですが、十二単を一度だけ着たことがあります。すごい枚数の衣を、次々滑らせるように着せていただきました。重くて動けなかった…。あと、鬘(かつら)が痛かった…。でも、重ねの色目。とても綺麗なものだと感じました。意外な色の組み合わせが映えるのです。いいですね十二単…。
どなたか私の希望を叶えていただけないでしょうか(笑)
巫女の御髪(みぐし)について
リクエストがありましたので、掲載いたします。
N神社では、権宮司さんの手作りで、お巫女さんの髪につける飾りを作っておりました。
K市のO神社の巫女さんにならって作ったものです。白い布に、桃などの造花を飾りつけたもので、長い紐が垂らしてあります。さらに、超ロングヘアーが付いております。(ショートヘアの方も安心!です)ただしこの超ロングヘアーは、豊かな緑の黒髪ですので、茶髪の方は付けると痛いことになってしまいます。やはり巫女さんは黒髪がいいですね……私のバイト先も、茶髪とピアスは禁止でして、私も大学4年間、一度も髪を染めることなく、耳に穴を開けることもなく(弓道部だったので、弦で耳を払うと怪我するかもしれませんし)過ごしました。もっともピアスは開けようとも思わなかったですが。
S神社の巫女さんの髪の飾りは、紅白の熨斗(のし)の様な形で、とても綺麗です。一言で表現するなら、大胆かつ豪華。
他にも、桃や菊の簪(かんざし)、舞の時につける前天冠(まえてんがん)など、色々髪につける小物はあるようですね。しかし、特に細かく定められてはいないようです。ちなみに私は権宮司さんにお借りして前天冠をつけた事があります。金色のしゃらしゃらした飾りがついていて、桜の枝が挿してありました。何だか恥ずかしかったです…。
K大社にもたくさん巫女さんがいましたが、化粧が濃くて金髪や明るい茶髪の人が多い…。何だかなぁ…と思いましたね。しかも営業が凄かったですよ、色々買わせようとして。風紀って大事。いろんな考え方があるんでしょうが、神社に奉仕する人は、清楚な感じのイメージがある方が良いですね。やはり見ていて気持ちの良くなる姿をしていたいものですね
巫女舞について・その2
さて、巫女舞の続きについてお話いたします。
N神社で祭事の際にしていた巫女舞は、その県の神社庁の偉い人が決められたものだったらしいです。今まで祭りはその舞がメインだったのですが、権宮司さんが『お正月なので、朝日舞もしてみましょう』とおっしゃり、練習が始まりました。
朝日舞は、越天楽をベースにしているもので、採物は五色の布を垂らした榊です。…これが難しくて、愚か者の私は何度も間違えてしまったです…(涙)。音楽のテンポが独特で、それに合わせてゆるやかに足を運び、ゆるりゆるりと舞います。巫女舞って、のびやかで好きです。春風のようにゆったりして、それでいて生命力と言いますか、植物の息吹を感じるのです。
私は舞った事がないのですが、浦安(うらやす)の舞、豊栄(とよさか)の舞なども練習してみたかったです…。特に浦安の舞。カッコイイんですよー! 舞姫は、鉾鈴(ほこすず)と呼ばれる剣先のようなものが付いた鈴を採物にして舞います。あこめや裳、小忌衣(おみごろも)といった正装も着用するんですが、これがまた綺麗なんです…。私が見たのは、桃色や薄緑をベースにした美しい装束でした。何メートルもある装束を引き摺って舞って、平安時代のお姫様のようでしたね。巫女さんのユニフォームは、白衣緋袴だけではないのですね。
機会があれば、また練習してみたいですねぇ…。ではでは☆
巫女舞について
私のお世話になっていたN神社は、隣県K市の街の中にあります。とても静かな良いところです。
初めてご奉仕に行ったのは、大学1年の時でした。何でも『巫女舞を覚えなければならない』という話だったので、非常に緊張したのを覚えています。
私は小学校の時から高校まで剣道をやっていたので、袴を穿くことにはそこまで抵抗はありませんでした。ただ驚いたのは、剣道の袴と違って、緋色の巫女袴はスカート状だということです。また、袖が結構大きめでしたね。初めて装束を合わせた時は、やはり自分も女の子だからか、無性にうれしかったのを覚えています。樟脳の香りがツンとして、母親に振袖を着せてもらう時のような華やいだ感じがいたしました。
N神社は古いお社でして、何と社殿はお城の能舞台だったそうです。ですから舞や音楽に縁があるのだと、権宮司さんがおっしゃってました。
巫女舞は、県内で統一されているもので『半回り』と『本回り』という二種類の様式がありました。(正式なお式の時は『本回り』で舞い、省略する場合は短い『半回り』で舞います。)
舞の採物(とりもの)は神楽鈴と檜扇(ひおうぎ)です。また、榊や鉾鈴(ほこすず)を使う場合もあります。それから、舞のさいには、白衣緋袴の上に薄い千早(ちはや)を纏います。しかしこの千早も実は略装なのですよ…!
長くなりましたので、この話の続きは、また次回です(^^)。
プロフィール

柚木みやび

Author:柚木みやび
柚木みやびの日記&エッセイ。 2006.11.9~ 
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(プロフ画像はしいたけさんの絵本から拝借しています)


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