加藤千恵『ハッピーアイスクリーム』
歌人の加藤千恵さんが、女子高生の頃に出版した処女短歌集。




3人で傘もささずに歩いてる いつかばらけることを知ってる

珍しく雨の降る日に図書館で江國香織を検索してる

世界中の本や音楽買い占めて. なんとか夜を乗り切らなくちゃ

一見、短歌とは思えない。けれど口ずさむとちゃんと短歌のリズムになっている。
女子高生の素直な感情が、五七五七七に見事に収斂されていて、
言葉の一つ一つにはっとさせられてしまう。

そういえば昔はこんな事思ってたっけな、と共感させられる。
そんな説得力があるのだ。

ちなみに、タイトルの「ハッピーアイスクリーム」は、
会話の途中で二人が同時に同じ言葉を言ってしまったときに言わなければならないジンクスだ。
こういうジンクスやおまじないも、中高生の頃に流行っていた。
「ハッピーアイスクリーム」。それは、少女達が唱える魔法の呪文だ。

とにかくこの短歌集で、加藤さんのファンになってしまった。
この瑞々しく豊かな感性を維持しながら、今後も素晴らしい歌を詠んでいただきたいと思う。
絵本(10)3歳
・『アンパンマンたんじょう』

アンパンマンのアニメ絵本。面白いんだけどテレビ絵本の方は文体に違和感あり。

・やなせたかし『アンパンマンとハテナのとう』
やなせさんの絵本のアンパンマンはかなりおすすめ。この本は夢があって楽しかった!

・『アンパンマンとシャボンダマン』
清潔概念を子どもに教えるのに持って来いの一冊。これを読ませてから洗面所で手を洗わせれば素直に洗ってくれそう。

・まついのりこ『あいうえおのほん』
単語が伏字になっている。クイズ感覚でめくると面白い本。

・小沢正『たのきゅう』

芝居役者『たのきゅう』と大蛇『うわばみ』の知恵比べ。
『まんじゅうこわい』と類似したストーリーでスリルがあって面白い。

・わかやまけん『こぐまちゃんのみずあそび』
こぐまちゃんシリーズの中ではかなり面白い部類に入ると思う。
子どもの視点でとらえた水遊び。楽しさが伝わってくる。

・なかやみわ『そらまめくんとめだかのこ』

水中世界の美しさと『そらまめくん』の優しさが伝わってくる一冊。絵もかわいくて子どもに人気。

・岩崎京子『たにし長者』

水神様の申し子であるたにしの成功譚。たとえ貝でも、真面目に働いていると運がめぐってくる。
子どもも興味を持って読んでくれた。
絵本(9)1歳
・谷川俊太郎『あな』

ひろしが堀った、自分だけの穴。
谷川さんらしい独特の文体で読み進める物語。大人が読んでも面白い。

・ディック・ブルーナ『ふしぎなたまご』

野原の真ん中に落ちていたたまごの落とし主は一体誰?
おんどり、めんどり、いぬ、ねこ等次々名乗り出るが…?
面白いが、繰り返しの文ではないので、1歳半未満には不向きのような気がする。
本に慣れてからの方がおすすめかも。

・『うさこちゃん おじいちゃんへのおくりもの』
うさこちゃんがおじいちゃんに手編みマフラーを贈る。
プレゼントを贈る側のドキドキワクワクする気持ちが伝わってくる一冊。

・『ミッフィーのいちにち』


朝起きて、お友達の家へ遊びに行って帰ってくるまでを描いたしかけ絵本。
めくる変化が楽しいようで、子どもが先をめくりたがる。
プロフィール

柚木みやび

Author:柚木みやび
柚木みやびの日記&エッセイ。 2006.11.9~ 
Copyright(c) Miyabi All Rights Reserved.
(プロフ画像はしいたけさんの絵本から拝借しています)


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