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左義長
小説の原稿と古いお守りを携えて、去年から我が家の氏神様になった、N神社へ行った。
早くも、竹を立てたスペースに、たくさんのお守りやしめ飾り、書き初めなどが積み上げられている。
神事が始まり、宮司さんが祝詞を宣って、玉串に神幣を結んだものを捧げ持ち、「オオー」という警蹕(けいひつ。降神や渡御の時に神職が発する声。弘文堂『神道事典』より)を上げながら、積み上げられた山の前に来る。その後から、火がついた藁を持った世話役が追いかけて点火する。
勢い良く火が燃え上がった。立ち込める煙。
「あのーコレお願いします」と、セーラー服の中学生も、おずおずとしめ飾りと書き初めを出した。萌黄色の装束の宮司さん、世話役の皆さん、赤ちゃんを抱っこしたおばあちゃん、白いフワフワの犬を抱っこしたおばさん、小学生のカメラ小僧を連れたお父さんお母さん、落ち着いた感じの老夫婦、ジャンパー姿のおじいさん等、大勢の人が集まった。
時々、竹がパーンと弾け、皆がおーっと歓声を上げる。辺り一体が暖かくなる。
世話役の方が、「これ食べたら頭良くなるよ~、ボケんよ~」といいながら、火であぶったスルメや昆布を分けて下さり、それをしゃぶりつつ燃えさかる火を眺める。
私も「はい、赤ちゃんにいいよ」と言われてスルメをいただいた。小さく千切ってMの口に入れてやった。賢い子になりますように。
顔が火照ってきた。煙が立ち込めて、灰になった書き初めが舞い上がる。
確か、高く上がれば上がるほど、上達するんだよね。
私の小説も、上がっていったかな…?
宮司さん、世話役の方々、近所の人。みんなニコニコと穏やかな表情で炎を見つめている。
火を囲みながら、会話も生まれる。
「生産組合の話やけどね…」
「何のせ、宜しくお願いします」
神社は、地域の交流の場でもある。こういう行事に顔を出すことで、心も穏やかになり、人間関係も良くなる。

この神社、なんかいいなぁ。神殿の雰囲気もいいんだけど、人があったかいんだよね。
いいなあ、この空気。神社とこの町の人々を包むこの暖かい空気を、長く伝えていけたらなぁ。
来年は、家族全員で来よう。

プロフィール

柚木みやび

Author:柚木みやび
柚木みやびの日記&エッセイ。 2006.11.9~ 
Copyright(c) Miyabi All Rights Reserved.
(プロフ画像はしいたけさんの絵本から拝借しています)


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